2018年12月9日日曜日

Pieni 製作メモ




1 Pieni   
普通に録音した後、SONYのTC2610という古いカセットレコーダーの内臓スピーカーから出る音を再度録音。
その時鳴いていたセミの声がかすかなノイズのように。            

2 blue pebble/青い小石 
小さな青いオルゴール鈴をリズムをとる足の付近に置いて録音。

3  Leaf Boat/ささ船    
子供の頃を過ごした岩手県の村の祖母の家の前の、小さな水路に浮かべた笹舟の思い出。
オルゴールと、小さなピアノと、どうやったか忘れましたが、鉄琴の上にL字型の鉄の棒を反動でくるくる回るように置いて鉄琴を鳴らした音を録音しました。

4 kusanohana/草の花
2007年頃、machinoneとして初めて作った曲。色々と拙い演奏ですが、演奏力はあまり変わらない。
弓のような音はGUILDのStarFireというエレキギターです。初期verはScholeレコードの昔発行していたフリーマガジンに収録。

5 hanayoubi/花曜日
今回特に影響を受けたエッセイ集のタイトルの一つで、この曲のイメージにあったので、拝借しました。
ギターとバンジョーと壊れたオルゴールを小さな手作りマレットで弾いています。

6 Gilmarnock/ギルマーノック 
好きなバンドの歌詞の中の一語で言葉の響きが好きで、この曲のイメージにあったのでタイトルにしました。
本当は点々つかない地名のキルマーノックだというのは、かなり後に気づきましたが、点々ついたままにしました。

7 Small Planet
オルゴールを自作のマレットで叩いてマイクで拾った音にトレモロのエフェクトかけてアンプから出力した音を録音。

8 Tetto/鉄塔
子供が鉄塔を辿っていくという、小さな冒険みたいな映画が好きで、何かよくわからないものに向かっていく
そういった子供らしい感覚がこの曲のメロディーに重なり、このタイトルになりました。

9 blue träsk
ピアノの曲はまだ楽器の経験が浅いので、オリジナリティーに乏しい気はすのですが、
鍵盤や弦が少ない小型のピアノなので音に特徴があり、それが面白い曲かなと思います。

10 wood Pale
木杭というタイトルのつもりが、スペルを間違えました。が、なんか、格好いいからこのままにしました。

11 During the summer and Winter/夏と冬の間
ダニーさんのチェロを元に製作し、仕上げにテープを使っています。

12 komorebi Map/木漏れ日地図 
影響を受けたエッセイの一編、『モクセイ地図』(キンモクセイの在りかを記した心の地図)に影響され
ました。子供の頃、朝早く近所の森に父親とカブトムシを捕まえに行った経験のイメージです。
いただいた葉っぱのようなオブジェの音が、良い感じだと思います。

13 blue Purple/青紫
結構昔の曲で仕上げにオープンリールを使っています。
タイトルの雰囲気は出てる気が、、、

14 171227-11
オルゴールで色々実験している時の曲で、この曲はアルバムの中では重要だと考えます。

15 suisyo rivulet/水晶 細流
後付けですが笹舟が流れていくようなイメージで、途中少しゆっくりしてるとこが水晶のイメージです。ピアノのペダル踏みっぱなしで、聴く人が聞いたら、ずっと不協和音で気持ち悪いかもしれません。

16 Ljus/光の模様
主たる旋律はプリペアドギタ ーを使用。
後半のギターの特殊奏法(鈴でギターの弦を弾く)が模様みたいなイメージだったので、このタイトルになりました。

17 ember
結構昔の曲で『草の花』を発展させた感じがやりたかったんだと思いますが、
かなり色んな楽器を使っていて、イントロはトライアングルを弓で弾いてます。

18 repsold/レプソルド
天文台に展示してあった手回し計算機二台をステレオ録音しました。
タイトルは天文台にある建造物名から拝借。

19 Pebble/小石
途中から入るオルゴールの音が小さな綺麗な石のようだと思いこのタイトルにしました。

20 Black and Light
少し悲しい感じのメロディーと、録音のとき鳴いていた鈴虫が良い感じに歌ってくれてます。

21 Phos
カセットテープで仕上げました。PhosはPhotoの語源のギリシャ語だったかな、
ぼやけた光のようなイメージ。


◇取り扱っていただいている、お店の紹介文やリスナーのレヴュー、友人の感想がどれも素敵な文章で、色々感じ方があるんだなと思い、とても嬉しいですし作ってよかったなと心から思いました。ありがとうございます。
次の作品も面白いものを作れればと思います。











2018年12月2日日曜日

弓町/YumiMachi

無名の詩人や空に消えていく煙のような人々が生きた明治の町と現代を重ね合わせ、
奏でられた鍵盤楽器中心の作品。

12月5日から始まる西荻窪のfallで開催のflauショーケースに合わせ作られたピアノ、エレクトリックピアノ、自作の簡素なエレピを中心に構成されたミニアルバムで、主にギターで作った旋律を鍵盤楽器で演奏するというコンセプトの元、今年の夏休みに製作しました。

こちらはCD-Rの作品で、パッケージは手作りで一枚一枚違う自分が撮った写真と手書きのクレジットが封入されています。この形態での販売は限定的なものになる予定で、今のところfallさんのみの取り扱いになります。

 弓町/ YumiMachi
1 観測塔
2Kujira Mountain/くじら山
3Miston/悪童
4Bow1
5春便り
6火の雨
7Snow Trask
8Bow2
9YumiMachi/弓町
10 Bow3
11 OLD Tower
12 Wind Dispas /風の足跡

2018年11月15日木曜日

Pieni 特典作品 取り扱い店舗

machinoneのセカンドアルバム「Pieni」の
初回限定特典作品「Leaf Boat and Tiny Lighthouse
 取り扱い店舗(ダウンロードカード)

3/6
★初回特典付きは売り切れのお店もあります。flau store やbandcamp 、on reading ではまだ特典あるかもしれません、できれば購入前に各お店に確認ください。
                                             
Pastel Records(奈良)
more records(大宮)
On reading(名古屋)
Reconquista(東京)
タワーレコード(渋谷店、新宿店)
THE STABLES(弘前)
CO- (東京)
にじ画廊(東京)
Lilt(東京)
nowhere(富山)
MINOU BOOKS & CAFE (うきは)
flau stores(Japan)
flau bandcamp(overseas)

一部店舗には 「Pieni」特製ステッカーも付いております。
取り扱い店舗も募集しています。
よろしくお願いします。

2018年11月6日火曜日

Pieni



 新しいアルバム『Pieni』を11/7日にリリースします。
今作もファーストの『Tokyo』の時に手伝っていただいた方々に助けられ完成しました。
音を形にし表しているジャケットは『Tokyo』に続きミヤケリュートさん。
ゲストの音楽家はチェロDanny Norbury、後は友人がフィールドレコーディングで参加しています。マスタリングはNaphさん。今回参加はしていませんが、津田さんフェデリコ デュランドなどのファーストアルバムでの音作りやアレンジを参考に録音しました。今後の作品で又一緒に何かやるはずです。

正直なところを言うと、最初の構想とは違っている部分もあるし最後の方は駆け込みでドタバタしていたのですが、レーベルのオーナーを主に色々な人の助けがあり結果として本当にいい作品に仕上がったと思います。

時代の流れに逆行してひとまずストリーミングはなしのCD中心の発表になります。
自分がCD世代だったり本の仕事にも携わっている事もあり、形になるものや手間のかかるものにこだわりがあるのと、最近少し自身の中で失われている気がする音、音盤をはじめて聞く時の感動やありがたみを取り戻したいという思いがあります。

この作品は九州出身の好きな作家のエッセイに着想を得ました。恐れ多いので作家名は出しませんが、曲名などで言葉を拝借しているしPieniの意味から、本好きの方にはすぐわかるかもしれません。そのほかにも様々な影響を組み合わせ、特定の街というよりは、どこにでもあるようで、ないような小さな町を表現したつもりです。でも主題となっているのは幼少期を過ごした岩手県の海と山に囲まれた『まち』での思い出、その後の神奈川の小、青年期、東京での孤独感などが、本やその他に共感し、この作品を形成していると思います。

色々書きましたが、なかなか面白い作品になっていると思うので、よろしければ聞いていただけたらと思います。おまけも付いてます。





2018年11月4日日曜日

Leaf Boat and Tiny Lighthouse


             『Leaf Boat and Tiny Lighthouse』                 ( Pieni bounus Album)
  幼少期、東北での思い出を元に奏でられた、
                              「 Pieni」収録『leaf boat』から繋がる小さな町と灯台の物語。
flau shop と 一部の店舗にセカンドアルバムの特典としてつく14曲入り、手廻しオルゴール主体のPieniのプロトタイプ的作品。(ダウンロードカード/PieniのCDのみの特典)
A story of a small town and a lighthouse connected from "leaf boat" recorded "Pieni" recorded in childhood, based on memories in Tohoku.
Flau shop and some  shops entered 14 songs to be given as a bonus for the second album, prototypical works by Pieni, mainly handworking music box.(Download card/Pieni CD only Bounus)

特典作品取り扱い店一覧 http://machinone.blogspot.com/2018/11/pieni_15.html

1 Gomoje        0:49
2 Small Shadow     1:01
3 Leaf Boat (Proto ver)  2:34
4 green light       0:39
5 満月荘         2:32
6 Pieni Kolme       1:34
7 feu follet        2:30
8 blue trask (udsving Ver) 2:26
9 klon          0:58
10 あじさい       2:19
11 Phos (Proto ver)    2:38
12 Pumpe        1:00
13 Tiny lighthouse    3:41
14 Lilac         2:10



2018年8月30日木曜日

2018 夏休み

今の職場は夏休みが長い。この歳になればそれはいいことではないのかもしれないが、 
ここはいい方向に考えて満喫しようと思うが今年の夏は暑すぎる、なので、前半は作品を作ることにした。

レコード会社の年末の催し用のちょっとした作品のつもりだったが、作り始めると、色々こだわりやらが出てきて、 作り込みたくなってしまい、いい形で発表できればとは思うが、後は相談しよう。

作品のコンセプトは、主にギターで作ったメロディーを鍵盤楽器で表現する事。 自作の簡素なエレピ、小さなピアノ、エレピを主に使う事。全部で30分ぐらいの作品。 今後作る予定の大きな作品に繋がっていくようなものにしたい。  


ギターで作ったメロディーをピアノで弾くことによって、オリジナリティのようなものが出る気はするが なによりピアノの技術が全くないので、そこが一番のオリジナリティーなのかもしれない。 楽器は基本的に気合いと目の前にあるから暇だからとか、なんとなくの惰性のようなもので弾いている気がする。 でもやっていくうちに、のめり込んでいく時間があり、そんな時、録音している。 


8割ぐらいできたが、毎度の事ここからが色々と大変である。
今回はあまり時間をかけないようにしよう。

2018年7月15日日曜日

無題

  
ドタッドタッとしてるけど繊細でなんか味のある、このドラムの音が聞けないのは本当に寂しい。

自分の近況としては、ギターと細工をしたオルゴール主体の新しい作品の選曲や曲順が決まり、音の部分は、  ほぼ完成したので最近は本編のおまけのような作品を作っていました。今はその次の作品の構想を練っていて、土台となる曲やメロディーは色々とできているので、どんな方向性の作品にするか考えていて、次は色んな方をゲストに迎えられたらなとか、歌ものを作りたいとか、架空の動物がテーマのもいいなとか思っています。